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古生物インフォーマルセミナー [研究]

 新宿O久保にあるK立K学博物館で開催されたセミナーに出席しました.結構,分岐年代推定をして考察を書くとなると,地学的・古生物学的な知識の引き出しが重要になります・・・というわけで,久々に古生物学的な勉強をしにいってきました☆

1.「カナダの首長竜(爬虫類、鰭竜類)に関する研究の紹介」→STさん

 (案内メールより転載)カナダ産の首長竜化石は、北極圏や非海成堆積物などの特殊な環境からの標本を含むことから、古生態や生物地理などの貴重なデータを提供しています。このセミナーではカナダの首長竜化石についての講演者の研究を紹介しながら、今後の首長竜研究におけるカナダ産標本の重要性についてお話しします。

→ ところで,日本産の首長竜であるフタバスズキリュウは,福島県いわき市で1968年に発見されました.その後38年たった2006年5月にようやく新種記載されました.その名付け親が今回の発表者TSさんです(クリック)

 淡水産の首長竜がいることを初めて知りました.みなさん知ってましたか???


2.「北極海における第四紀後期海氷変動史」→SSさん

  (案内メールより転載)北極海は南極と並んで世界の海洋の中で二大寒冷海域として、地球規模海洋大循環の大きな原動力として知られています。両極海での冬期間の海氷生成に伴い、低温高塩分濃度の重い海水が形成され、海洋の底層水となります。この底層水の形成が源となり、1000年オーダーの時間的なスケールで地球をめぐる深層大循環が駆動されていると言われています(Broeker et al.,1989)。海洋循環の原動力となる海氷の変動についての古海洋学的な研究は他の海域に比べ遅れをとっており、特に北極海域の中で気候変動に敏感な海域である、北太平洋から北極海への入り口に位置するChukchi海近辺での古海洋学的な研究例は少ないのが現状です。今回、このChukchi海における第四紀後期における海氷変動の復元の試みの話をメインに紹介します。

→北極海でのボーリングやピストンコア・・・考えただけでも寒いです.で,得られた試料は大きなプロジェクトのものなので多くの人のしがらみがあり,コアを切ったり傷つけたり出来ないそうです.そこで,彼女はコアのレントゲン写真を撮って内部を観察してデータを得るのに成功しました♪


 そして,懇親会.恐竜マニアの方々や漫画家(結構有名なJTさん),毒論が滞っている人なども参加しました(20人ぐらい).


 懇親会は鍋です.さきほどのTS博士となんだかいろいろお話ししました.大晦日からカナダに戻るそうです.


 K九州の博物館のYY博士によるお土産「栗饅頭」もいただきました.美味しかったです.

・・・というわけでした.お疲れ様でした.

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サボらないためのジョギング記録2

寝不足のため,ちんたらしました.

本日/週/月/通算
5km/20km/107km/55km


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derby-owner

昨日はお疲れさまでした。

と言っても私は1つ目のSTさんの発表を聞いて、SSさんの発表途中で塾のため退出したのですが…。

shirasuuoさんがSTさんの質問タイムでARさんとHRさんの質問とそこから脱線しかけたのをビシッとまとめられたのも聞きました。。。

H先生のG年始でおAIできるのを楽しみにしております…。
by derby-owner (2006-12-23 20:29) 

shirasuuo

derby-ownerさま

 おはようございます.ビシッとまとめられた・・・そんなことはないです.お恥ずかしい限りです.

 塾・・・冬期講習で忙しそうですね.自分も大晦日特訓とかいうのに駆り出された記憶があります.

 H先生@Z子・・・よろしくお願いします.
by shirasuuo (2006-12-24 08:50) 

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