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さよなら ☆ 国立科学博物館 新宿分館 [研究]

2/10の金曜日,最後のインフォーマルセミナー@新宿分館が開催されました.

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 国立科学博物館の新宿分館の筑波移転が進められており,3月で新宿分館は閉館になります.1994年に横浜国立大学大学院の修士課程に入学して以来,魚類化石を研究テーマにしていたことでお世話になってきました.

↓↓↓修士論文の一部↓↓↓

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Kon, T., Yoshino, T. 1997a. Niphon macrocephalus sp. nov., a Late Pliocene serranid fish from Okinawa, Japan. Ichthyological Research, 44: 35-42.

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Kon, T., Yoshino, T. 1997b. Cookeolus spinolacrymatus sp. nov., a Late Pliocene priacanthid fish from Okinawa, Japan. Ichthyological Research, 44: 347-356.



 その修士時代の1995年から始まった古脊椎動物のインフォーマルセミナー最終回では,以下の演題の講演がありました.どれも興味深かったです.


演題1:コリストデラ類の捕食活動の復元ーその1:口蓋歯の配列と機能ー
  藤原(松本)涼子 博士(国立科学博物館・技術補佐員)

 初期四肢動物イクチオステガからの口蓋歯(口の中の天井にある歯=人間にはないですw)の進化についての研究発表でした.水中でのエサを捕まえることと飲み込みに役に立っていたようです.


演題2:獣脚類恐竜Tarbosaurus bataarの個体成長と系統進化についての新知見
  對比地 孝亘 博士(国立科学博物館・非常勤研究員)

 恐竜の骨の断面の年輪で年齢査定をして,それによって成長に伴う形態変化がわかり,成長によって変化しない形態形質も明らかになったという内容.CTスキャンによる3次元復元もきれいでした.


演題3:海生哺乳類の多様化パターンを読むー化石記録・分子系統・年代推定・海水準変動の統合からー
  甲能 直樹 博士(国立科学博物館・研究主幹)

 現生種の分子系統解析を基にして,その系統樹に化石種の形態をマッピングし,分岐年代推定,古環境と進化プロセスを検討したお手本となるような研究.流石ですね.現生種と比較できるような化石グループでは,こういうような研究が王道なのかなと思います.

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いろいろとお世話になりました.


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復活! サボらないためのジョギング記録☆2012

(2/9)日/月/合計 5km/15km/223km
(2/11)日/月/合計 5km/20km/228km

フットサル記録☆2012

(2/11)本日の時間(料金)/合計時間(料金)回数 4h(¥300)/14h(¥900) 6回
    記録なし(通算1A1G)

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