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古生物学会例会@群馬終了 [研究]

 無事に修士課程時の師匠が名誉館長を務める群馬県立自然史博物館での学会が終了しました(会場は近隣の生涯学習センター).お疲れ様でした.

 まぁ,行きも帰りも鉄道は事故で散々でした.

 それはともかく,今回の学会発表,特にポスター発表が楽しかったです.とは言え,会場は大混雑で多くの発表を見逃してしまいましたが・・・

 その中でも,海岸に打ち上げられたスナメリが,如何にして腐っていくかという研究が琴線に触れましたw 自分の好きなスタイルの研究です.

 この研究は,タフォノミー=化石化過程を調べたもので,発掘された時の化石の状態(産状)がどのような過程を経て形成されたものなのかを,現生の種の自然状態での観察を通じて明らかにしようとしたものです.

【心のポスター賞】P34: 丸山啓志・松岡廣繁(京大)「スナメリ(Neophocaena phocaenoides)ストランディング個体の腐敗・分解過程の観察-鯨類化石のタフォノミー研究への1アプローチ-」

【実際のポスター賞】P13: 野下浩司(九大)「腹足類の殻口の傾き」・・・規則性のある腹足類(巻き貝)の殻口の傾きを,流体環境中(水中)での適応性に着目して解析した研究です.


 また,Tさん(科博)のCTスキャンによる画像を用いた化石の復元や,M君(W大)の現生種と詳細な骨学的比較による魚類化石の研究など,楽しそうでジェラシーを感じました(笑).他にも面白そうなのがあったのに,じっくりと見られなくて本当に残念でした.

 こういう研究に触れると,自分のモチベーションも上がりますね.

 みなさん,お疲れ様でした.

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